2010年4月16日金曜日

たけのこ。

数年前、親友がアメリカの大学に行っていた頃、
他民族の文化を知る授業があったそうです。

日本がテーマのときに何が紹介されるかと楽しみにしていたら
原宿で「たけのこ族」が踊っているビデオを見せられて
今の日本は、キモノやチョンマゲでなく、
こんなものが流行っているといわれ、
腰を抜かしそうになったと言ってました。

その教授が訪日したときのまま
認識の時間が止まっているのでしょうね。

日本人っていい意味でも
悪い意味でも、流行に敏感です。
料理の世界でも、思いつく限りで
ティラミス、モツ鍋、ナタデココ、マンゴープリン・・・。
数年経つと流行っていたことすら
思い出せないものもたくさんあります。

個人的には、流行に翻弄されるのは好まず、
「変わらないもの」「本物」を
追い求めてゆきたいと考えていますが
流行のものの中には、定番になるものもあれば
ニュアンスだけを残して消え行くものもあります。
私は、そんなに流行に敏感な方ではありませんが
時代を反映するものとして
気にかけてゆきたいと考えています。

写真は、タケノコのある食卓と
タケノコごはんの下ごしらえ。

2 件のコメント:

  1. 流行というか、いろいろなものをすぐに取り入れていく無防備なまでの間口の広さが、良くも悪くも日本の文化でしょうか^。^;
    海外の他民族と長年交わってきた文化圏とは逆の体質ですかね。長年ちょっとづついろいろな海外の新しいものが入ってきた文化というか。
    でも「新しいもの」が、無意識な心の奥~のほうにある農耕島国民族の原風景の表面を素通りしていく一瞬の風のように、目先と小さな変化だけを残してすぎていくんだろうねぇ。
    現役のときは、それに翻弄される生産側の痛々しさが嫌で、その飛びつきに「もっとスタンダードなものを大切にして、飛びつく体質を何とかしようよ」と、思っていましたが(今もあるけど)、適度な生活のエッセンスとして楽しめばよいのかなとも思う今日この頃。
    ただ、それには自分の中に常にベースになるものが無いと流されて疲れるね。
    その匙加減がフードコーディネーターの腕の見せ所ですかね。
    (偉そうにごめんなさい。恵子ちゃんのベースは、とっても素敵。)
    体の声を聞いて、無理せず;頑張ってくださいね。

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  2. れいこさん

    ありがとうございます。
    たけのこの話を書こうとしたら
    たけのこ族の話になってしまいましたw

    破竹の勢いで成長したいです!

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