2009年10月31日土曜日

Happy Halloween!

今夜は、ハロウィンです。

カボチャを煮て食べないと・・・
と、つぶやいたところ
それは冬至!とツッコミが入りました。

ハロウィンは、もともとケルト人の収穫感謝祭。
それにカソリックの聖人のお祝い
この日の夜は、亡くなった人の霊が夜の街を繰り出すので
幽霊や魔女などの仮装して、
仲間のフリをして、いたずらされないようにする・・・という趣旨のようです。

今年はハロウィン用のチョコレートとカードを頂戴しました。
手書きのお手紙って嬉しいですね。
かわいい黒猫の絵です。

このチョコレートは、ちょっと楽しいです。

紙でできたミシン目の窓にいろんなお菓子が入ってます。
ハロウィンまでに毎日1個ずつ開けて
心待ちにするのでしょう。

日本人には、あまりなじみのない習慣かもしれませんが
季節感として少しだけ取り入れてはいかがでしょうか。

楽しいハロウィンの夜を!

2009年10月29日木曜日

東京 秋の吟醸酒を味わう会

先日、アメリカ人で日本酒が好きな方にお会いしました。
オーストラリアで作られたおいしい日本酒に出会って、
すっかりハマったとおっしゃってました。

日本でしか飲めないおいしい日本酒を教えて、と言われた時に
日本酒について何も語れない自分の無知さが恥ずかしくなり
もっと勉強しようと心に誓って
日本吟醸酒協会主催の
東京秋の吟醸酒を味わう会に行ってまいりました。


・・・正直に言います。
私は匂いや味で苦手な日本酒があるので
うるさいことを言うよりも、日本酒は飲めません。
と、いうことで通していました。

こちらのイベントに参加させていただいて
蔵によってのお酒の方向性や酵母の香りの違い、
米によって酸味や旨みの違い
水のニュアンスの違い
温度による変化
杜氏さんによっての仕上げ方の違いなど
いろいろなことを学ばせていただき、すっかり好きになりました。

日本酒の古酒ってご存知でした?
こちらの酒蔵さんでは、毎年ビンテージを作ってらっしゃるようです。
私は3年物を試飲させていただきましたが
紹興酒みたいな香りがしました。
ウォッシュタイプのチーズに合いそうです。



印象深かったのは、こちらのお酒。

今では幻となってしまった名杜氏さんの作られた日本酒。
華やかさとバランスの良さ、香り、旨み
これはもう芸術の域だと
思わず唸ってしまいました。

本当に奥が深いです。
日々、勉強です。

2009年10月28日水曜日

花のチカラ。

今日は、百貨店系の撮影でした。
カメラマンさんと私のこだわりで
写真に、なるべくお花やグリーンを入れるようにしています。

この案件の撮影に限らないのですが
季節を前倒しで撮るので
花を探して東京中の花屋や築地を探しまわることもあります。

たとえば、桃やサクラ、菜の花、花菖蒲、もみじ。
市場のセリで輸入物を競り落としてもらうことや
産地から直接取り寄せることもあります。

見つかった後にホッとして
よくこの季節に手に入ったなぁ・・・
と、改めて自分にビックリしたり(笑)。

ネットワークのアンテナを高く持ち、
勘と運がないと、この仕事はできません。


撮影前の私の部屋は、花でいっぱい。

写真の中に花やグリーンがあるだけで
水々しいイメージや季節感、商品の大きさの演出ができます。

テーブルコーディネイトをする上では
ユリなどの香りが強い花は禁物。
料理の香りの邪魔をしてしまうから。
スズランやキョウチクトウなど毒のある植物も
食卓に上げるべきではありません。

個人的には、気持ちが沈んだ時や嬉しい時に
自分のために1本だけ花を買います。

バラやガーベラ、コスモスやチューリップ。
トルコキキョウに、てっせんやデルフィニウム。
ダリアにあじさい、サンダーソニアにコデマリ。
好きな花はたくさんあるけど
どの花も、眺めているだけでチカラをくれる気がします。

2009年10月26日月曜日

スローフードニッポン2009


スローフードニッポン2009に行ってきました。
横浜の港のそばで開催されました。

このイベントは、ショートフィルム、レストランやカフェでの食事、
スローフードを持ち寄ってのピクニックなど
楽しい企画が横浜の港の各所で行われるのですが
私のお目当ては、スローフードマーケット。
横浜の地場野菜や
こだわりのパンやお酒、
オーガニックの食材の販売や
地方の貴重な伝統野菜の販売もありました。


この店のどんぐりにとても惹かれました。
フライパンで20分炒って食べるそうです。


私が、いちばんに購入したのはコレ。


岩手県の岩泉町でしか作られていない
安家地大根(あっかずでぇご)。  ←発音が難しいww
切り口が、ほんのりピンク色できれいです。


安家地大根保存会パンフレットより抜粋

辛くて繊維がしっかりした大根なので
薬味や漬物に向いています。

地元では、この大根の葉っぱを干して
干し葉汁にするんですって。
食べてみたーい♪

風土に即した食材って、歴史や文化だったりする。
絶やしてはいけないと感じて
行動している人たちがいることを
心強く思いました。

応援してます。

2009年10月24日土曜日

秋のおいしい島根を召し上がれ!

私のサイトともリンクさせていただいている
島根の料理研究家 小早川洋子先生
東京で料理教室を始められてから3年が経ちました。

3周年記念のイベント
「秋のおいしい島根を召し上がれ!」
に、うかがわせていただきました。


イベントに出された料理は
全部、島根の食材を使った手作り。

この食材は島根物産館で購入できるそうです。

料理って、人柄が出ると思うんです。
洋子先生のお料理は
真面目で温かい人柄が出ていて
ホッとする味。
こういうのを滋味というんだなぁと。


このカニは、カニ汁でいただきました。


洋子先生は華奢なのに、ものすごくパワフル!
一緒に写真を撮ってもらいました♪


洋子先生に島根の食材や郷土料理のおいしさを
再認識させていただきました。

2009年10月22日木曜日

摘果のミカン。

「摘果(てきか)」って言葉は耳慣れないかもしれません。
農家で、果物を育てる際に
栄養分や味のコントロールのために
実りすぎた花や果実を早めに摘むことを言います。

ほとんど流通することはないけれど
この摘果した果実が、実はあなどれないんです。



直径5センチぐらいで小振りだけど、
甘いだけのみかんと違い
酸味と甘さのバランスがとても良いです。
ビタミンたっぷりって感じの濃厚な味。

私は、農家の台所 恵比寿店
購入しました。

こちらの店は、TVによく出ていた高橋がなりさん
経営する野菜がテーマのレストラン。
革新的な組織とユニークな料理で業界で注目を集めて、
一時期は予約が取れないレストランのひとつでした。

レストランの入り口で珍しい野菜の販売もしています。

2009年10月20日火曜日

子持ち鮎。

お気に入りの和食屋さんのカウンターにて
厨房の上に気になる隊列が。



よく見ると体型が、小太りのおじさんみたい。


腹ビレが前足みたいでキュートです(笑)

料理人の方にたずねたら
お正月のおせちに入れる『子持ちアユの甘露煮用』とのこと。
もう。年末の準備!

でも、自分の仕事で考えたら、
撮影のスタイリングも
季節が前倒しなので、
すでに年末年始モードに突入してます。

あっという間に、今年が終わってしまいそうな予感・・・。

2009年10月17日土曜日

寒い夜にはスープを煮込む

時差ボケが、ようやく治ってきました。



ハンガリーで食べたグラーシュ(パプリカを使った肉の煮込み)が
再現したくて仕方なくなり、
昨夜は、赤ワインと香り野菜でコトコト牛肉を煮込んでました。
スープを煮込んでいると家じゅうが良い香りで
ほんのり温かい気がします。

グラーシュは、パプリカの辛さがまだ尖っているので
落ち着くまで、寝かせています。


本当はラードでたくさんのタマネギを炒めて
飴色にするのですが、
カロリーを考えて、オリーブオイルで炒めました。

パプリカは辛いものと辛くないものがあります。
お好みでブレンドして、使うのですが
寒い日は、ちょっぴり辛い方がおいしいです。



日本で手に入る辛いパプリカだと
キムチを漬ける韓国産赤唐辛子の
細かいパウダーが代用になるでしょうか。
ふんわりした辛さです。

グラーシュには小麦粉を水で練った、すいとんのようなものを
添えるのがハンガリー式なのですが
白いご飯や塩茹でにしたじゃがいもにも合うと思います。

2009年10月14日水曜日

ウィーンの市場にて

日本に台風が直撃している頃、
東欧を旅してました。



知らない土地に行った時は
必ず市場やスーパーマーケットに出かけます。

見知らぬ食材だったり
知ってる食材でも、
想像がつかないような使い方をしていたり
いろんな発見やヒントがあります。

まったく分からなかったのが
「SALAK」と書いてあるこの果物。



どうやらプラムの仲間らしいのですが
少しだけ日本食が恋しくなっている私には
『鶏の手羽先の醤油煮込み』にしか見えません。

そんな期待をして食べると
がっかりするんだろうなぁ。

2009年10月5日月曜日

ハロウィン

私がコンサルをしている企業の方々と
ランチにでかけました。
可愛いジャク・オー・ランタンをかたどったパイが
かぼちゃのグラタンが添えてあるハンバーグです。



営業戦略を話しながらのランチは
熱心な営業さん達と
話も、ご飯もすすんでしまい
お腹がいっぱいになってしまいました。

こちらの会社には、主にターゲット別の戦略を
時代の流れと相手の求めていることに基づいて
私の得意分野のメニュー提案と
コスト計算を併せてしています。

ふと、私の師匠のひとりである
某空間ブロデューサーの美しい女性が
仕事の戦略を恋に、例えたのを思い出しました。

まずは、相手を知ること。
どんなことが好きか。何を求めているか。
その上で、自分の得意なことをアピールして
弱みはカバーする。
どうしたら落とせるかは、
戦略を練って手順を踏みなさい。

確か、こんな内容のことを
おっしゃっていたと思います。

私は、恋の戦略よりも
仕事の戦略の方が得意のようです(苦笑)

2009年10月3日土曜日

揚げもの祭り。

以前、商品開発をしていた会社からお仕事の依頼。
またまた撮影のお仕事です。

撮影した商品は、撮り終わってから
食べることは少ないのですが
今回はランチとしていただきました。

揚げものがメインなので
「揚げもの祭り」状態です。
カロリーが恐ろしいです(汗



ここの商品開発をしていた頃は
たとえば、コロッケを使ったお弁当を作ろうと考えた時に、
価格が見合ういろんなコロッケを試食して
候補を決めて、揚げたて、30分後、1時間後、1時間半後・・・
と保温状態で、どれぐらいまで喫食可能か
食感、食味の検査をしてました。

体重が約10キロ太りました。
からだを張ってるお仕事です。

いまだに、外食系の揚げものや総菜をみると
揚げたてからどれぐらい経ったものか、
どこの製品で原価はいくらぐらいか
なんとなく頭で計算している自分がいます。