2010年11月30日火曜日

なんて幸せだろう。

昭和5年11月21日。
湯木貞一は、大阪に細長い小さな店を開きました。
白い麻ののれんと、柱の板額に『御鯛茶処』の看板。
狭いながらも、自分が思うような贅沢な器と
京都で誂えた八方行灯に洒落たテーブルと椅子。
調理場のカウンターに立った湯木は、
好きな料理ができることを
「なんて幸せだろう」
って思ったそうです。
店の名は『吉兆』。
(銀座百点 第六七二号より引用)

吉兆の湯木さんのレベルには
とても適いませんが、
今、私も好きな仕事をして、
好きなものに囲まれて暮らしています。
毎日 、
「なんて幸せだろう」
と思ってます。

良い食材に出逢って、何を作ろうかワクワクしたり。

生産者やメーカーさん、販売する人の
熱い想いに触れて感激したり。

自分が作った料理を『おいしい』と
言ってもらえることは、
何よりも、本当に幸せなことだと思います。

自らが幸せでないと、
人を幸せにするものは、生み出せないのではないでしょうか。

・・・ちょっと宗教っぽい文章になっちゃった(汗

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