2009年9月23日水曜日

フードスタイリストになりたい!

「フードコーディネイターやフードスタイリストになりたい。」
というご相談をときどき受けます。

まず、
「食べることが好きですか?」
と尋ねます。

食べることが好きじゃないと
この仕事はうまくゆかないと思います。




たとえば、スタイリングの仕事は、撮影前に
食材や食器やクロス、小物などを
街を飛びまわって探すことから始めます。

撮影当日は、食材や鍋や食器、クロス、
アイロン、ドライアイスなどを運びますが
カメラマンさんの機材と同じぐらいに多いこともしばしば。

クライアントさんが思うようなスタイルになるまで
スタイリングを変えて、たくさんのカットを撮ります。

商品撮影後は、生ゴミの始末と洗い物をして
また重い荷物を持って帰ります。
一見、華やかに見えるかもしれませんが
とても地道な仕事だと思います。

撮影のアシスタントを申し出て下さる方もいらっしゃいますが
料理できますか?と聞くと
「盛りつけはできます。料理はできません。」
と言われてびっくりしたことがありました。
料理ができなかったり、アイロンがけができない方に
アシスタントをお願いするのは、ちょっと難しいです。

あとは、人が好きなことが大事です。
クライアントさんや広告代理店、制作会社の方、
デザイナーさん、料理の先生や
カメラマンさんなど多くの方と
仕事の規模によってチームを組んで仕事をするので
お互いの伝えたいイメージを理解する気持ちを
くみ取れないと、うまくカタチにできません。

料理には約束事や季節感など
プロとしてやってゆくにはセンスを磨く以外に
覚えることがたくさんあります。

私は、いろんな方に助けていただいて
今の仕事をしていますが
まだまだ学ぶことがたくさんあります。

この仕事に必要なことは
日々、精進と感謝です!

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