2010年5月27日木曜日

仕事のスタンス。

梅雨空には、アジサイがよく似合います。

以前、ある会社に所属して商品開発をしていた頃、
取引先の流通業者さんと
ほぼ毎日、電話かメールをしていました。

通常は、そんなに連絡を取る必要がないのですが
メニュー開発の方向性が定まらず
緊急のサンプル依頼や、食材手配などの
無理なお願いする機会が多く
そのたびに、取引先の担当者さんが手を尽くしてくださって、
毎回、綱渡りのようになんとかなっていました。

私は戦争には行ったことはないけれど
仕事という戦場では、
本当に頼りになる戦友のような気持ちでした。

あるとき、緊急の上に大量の食材手配の依頼が
休前日の夜更けに、会社の若い社員さんから
私の携帯に入りました。

私の休日出勤はさておき、
取引先は確実に休日出勤で、
全国から商品をかき集める内容です。

電話の中で
「○○(流通業者名)に、やらせればいいですから。」
という言葉に、ブチキレました。

『あなた、何様だと思ってるんですか?
 お金払ってれば偉いんじゃありませんよ。
 業者さんが居なくては、私達、仕事にならないんですから、
 ソコを履き違えないでください。
 自分でできないから、お金払ってやってもらってるんです。
 大事にしないで、どうするんですかっ!』

怒鳴られた社員さんは、キョトンとしてましたが、
仕事に対するスタンスとして
私は、そう考えています。

私が会社を辞めてからも、その流通業者さんの主催する
食品展示会にお招きいただいたり
今回、ご縁があって、再びお取引が発生しそうです。
本当に、ありがたいことです。

きれいごとかもしれませんが
仕事って、そういうご縁を大切にすることだと思います。

2 件のコメント:

  1. 私、その考え方好きです。
    人といいうものが大切な岐路になる場合って多いですよね。

    「自分でできないから、お金払ってやってもらってるんです」この件は特に好き。
    それにしても、ぶちきれた恵子ちゃん、静かな人だけに、想像しただけでもキャ~怖い(笑)
    おこられた本人はキョトンだけど、真意がわかったとき本当の怖さがやってくるんだろうな。なんてコメントする私も歳くったなあ。

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  2. れいこさん

    私は人に助けられて、
    ここまで生きてこれたと思ってます。

    めったなことでは怒りませんが
    私は、怒らせると怖いですよー(笑)

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