2010年5月5日水曜日

こどもの日と器の話。

今日は、こどもの日。
撮影用に購入したミニサイズのかぶとを
玄関に飾っています。

今日は菖蒲湯に入って、柏餅と粽を食べて・・・
四季折々の行事と食は、密接に結びついていて
大好きです。

柏餅を何に載せようと考えていたら
ふとしたことで知り合った陶芸家のT君から、
漆を使った珍しい陶器の
素敵なお皿をいただきました。

彼は、桃山時代の志野焼に惚れ込んで修行して
今は、当時の窯の再現からチャレンジしています。

両手にT君のお皿を載せて見つめていると、
載せるもののインスピレーションが沸いてきて、
 「トマト丸ごとのサラダとか、豆腐もいいけれど
 山菜系も合いそうだし、ケーキもいい。
 アジア系のテイストも感じられるから
 パクチーののるタイやベトナムの料理もいいなぁ・・・・
 でも、イヤリングとか雑貨も似合いそう。」
と、うっとりと思いを馳せていたら、
ちょっぴり嬉しそうな顔をしたT君がつぶやきました。

「僕のやりたいことって、自分が作り出した器に、 
 料理を載せることで完成して
 それをさらに、おいしいって食べてくれる人がいて・・・
 そんな輪が広がることなんだと思うんです。」

どんな仕事でも、自分のためであり、
誰かのためのものであると思います。
そんな素敵な輪を拡げたいと思いました。

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