梅雨空には、アジサイがよく似合います。
以前、ある会社に所属して商品開発をしていた頃、
取引先の流通業者さんと
ほぼ毎日、電話かメールをしていました。
通常は、そんなに連絡を取る必要がないのですが
メニュー開発の方向性が定まらず
緊急のサンプル依頼や、食材手配などの
無理なお願いする機会が多く
そのたびに、取引先の担当者さんが手を尽くしてくださって、
毎回、綱渡りのようになんとかなっていました。
私は戦争には行ったことはないけれど
仕事という戦場では、
本当に頼りになる戦友のような気持ちでした。
あるとき、緊急の上に大量の食材手配の依頼が
休前日の夜更けに、会社の若い社員さんから
私の携帯に入りました。
私の休日出勤はさておき、
取引先は確実に休日出勤で、
全国から商品をかき集める内容です。
電話の中で
「○○(流通業者名)に、やらせればいいですから。」
という言葉に、ブチキレました。
『あなた、何様だと思ってるんですか?
お金払ってれば偉いんじゃありませんよ。
業者さんが居なくては、私達、仕事にならないんですから、
ソコを履き違えないでください。
自分でできないから、お金払ってやってもらってるんです。
大事にしないで、どうするんですかっ!』
怒鳴られた社員さんは、キョトンとしてましたが、
仕事に対するスタンスとして
私は、そう考えています。
私が会社を辞めてからも、その流通業者さんの主催する
食品展示会にお招きいただいたり
今回、ご縁があって、再びお取引が発生しそうです。
本当に、ありがたいことです。
きれいごとかもしれませんが
仕事って、そういうご縁を大切にすることだと思います。
2010年5月27日木曜日
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私、その考え方好きです。
返信削除人といいうものが大切な岐路になる場合って多いですよね。
「自分でできないから、お金払ってやってもらってるんです」この件は特に好き。
それにしても、ぶちきれた恵子ちゃん、静かな人だけに、想像しただけでもキャ~怖い(笑)
おこられた本人はキョトンだけど、真意がわかったとき本当の怖さがやってくるんだろうな。なんてコメントする私も歳くったなあ。
れいこさん
返信削除私は人に助けられて、
ここまで生きてこれたと思ってます。
めったなことでは怒りませんが
私は、怒らせると怖いですよー(笑)