2011年10月18日火曜日

味わって食べる

『食育』って子供のためのものじゃないんです。
まずは、大人がしなくちゃいけないんじゃないかなと思ってました。
カロリーとか栄養とかも大事だけど、もっと大切な何か。。。
たまたま、お知り合いになった医学博士の大賀英史さんの
メンタルヘルスと結びついた食について、ぜひ講座をやりたいと盛り上がり
旬の食材の食べ比べを通して「味わって食べる」実践会を行いました。

男爵、キタアカリ、アンデスレッド、シャドークイーン、
さやあかね、メークイーン、ベニアカリ・・・


はるきちオーガニックファームさんから
7種類の旬のじゃがいもを取り寄せて、みんなで味わいました。

日常で食べるごはんは、つい、腹を満たすだけのものになりがちですが
素材と向き合うということで、食感、香り、視覚、噛む音などなど
味を楽しむということが、おろそかになっていることが多いです。



とはいうものの、私自身、電車の乗り換えの5分で何か食べないと
今日1日、食べそこなうという余裕のない日もあるので、
毎回、じっくり味わえていない現状です。

「忙」とは、心を亡くすと書くんだなと、しみじみ。

時間が作れるときは、食べ物とじっくり向き合うようにしたいと
改めて気づかされました。
仕事をする上でも、その感覚は忘れてはいけないと思います。

2 件のコメント:

  1. 年齢を重ねると、若い頃に比べ、食が細くなりますね。すると、少ない食を満たす際に、質に目が行くようになります。若い頃のファーストフード、歳を取るとスローフードなのでしようか。生きている時間の進み方が、徐々に遅くなるからかもしれませんね。飽食の時代だからこそ、同じものを食べるにせよ、大地の恵みに感謝しつつ、味わうことが大切かもしれません。私が思う所の食育とは、この点かもしれません。わざわざ、食で学ぶのではなく、感謝の気持ち。食材にたいして、そして、作り手に対しての気持ちなのかも。

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  2. 食べることで心を満たすことや
    作り手や日々、起こる様々な出来事に感謝することに気づかされました。
    食育という言葉が、ひとり歩きしていて子供に食べ物のことを教える感があるイメージになっていますが、本当は、大人に必要な気づきなのかもしれないと思いました。

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