鏡開きは、お正月にいらした歳神さまに捧げた鏡餅を、
お下げして1月11日にいただく習慣です。
最近、仕事をしていて思うのは、
一般的に、古くからの日本の行事にまつわる食の感覚が
薄れてきているのを強く感じます。
先日も、
「七草粥は、正月を明けた辺りに食べればいいものだと思っていた」
と、社会人歴が数十年の方に言われて、驚愕しました。
・・・確かに、
正月に餅を食べなくても
七草に粥を食べなくても
困ったことは、何も起こりません。
でも、なんだか寂しいです。
日々の暮らしの中で、
四季と日本の伝統と食は、密接に関わっています。
古いことだけが良いとは思いません。
最初は、海苔巻きのだったはずの恵方巻きが
恵方巻きロールケーキになっても
それは、それでありだと思います。(ビックリしたけど)
季節を感じる『心』を伝えるためにできた商品だと思うから。
『温故知新』という言葉のように
伝統を踏まえた上での
時代に合った食文化を、私は大切にしたいのです。
日々の暮らしを楽しんで豊かにするためにも
日本の美しい心を伝え続けてゆきたいと考えています。
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